2016年に行いました会員アンケートの結果において、『実際に現場でどのようなプログラムが作成されていて、トレーニング指導がされているのか知りたい』というご要望、また一方で『日頃の指導内容を寄稿したい』というご意見を多くいただきました。すでにジャーナルでは、米国本部の記事や「プログラムデザインシリーズ」などでプログラム実践に関する記事を掲載しておりますが、会員の方々からプログラムデザインに関する記事を募り、掲載することが日本人に合ったプログラムを世に広めるという意味で非常に重要なことではないでしょうか。
そこで本企画では、従来の投稿論文とは異なり現場で活躍している皆様の実践的な指導の内容をジャーナルに掲載することで、指導者間のアイデアの共有を通したさらなる業界の発展、そしてNSCAジャパンのミッションである“研究と現場の橋渡し”の一端を実現していきたいと考えています。日頃の指導を文章にまとめ、ご自身の指導、考えを世に送り出す良い機会です。ぜひ現場での指導、アイデアをお教えください。
以下の内容を踏まえ、プログラムデザイン、エクササイズ指導の2種類の投稿を募集します。
- プログラム実施後やエクササイズ指導後に効果があったと判断できる数値やデータの掲載があれば望ましい
- 統計結果を基にした内容が望ましいが、必ずしもその限りではない
- 学術誌や学会誌などの文献を引用、参照した上で原稿を作成する
- 掲載にあたり、後述する項目を含む体系的な文章構成に従って原稿を作成する
※例:機関誌バックナンバー「プログラムデザインシリーズ」「レベルⅠ種目のケーススタディ」
プログラムデザインシリーズ(最大8000字)
アスリートやクライアントに実際に提供しているプログラムの内容について執筆する。なお、本文は下記の各節に分けて執筆する。
A.指導対象について(種目、カテゴリー、年齢、トレーニング状況等)
B.ニーズ分析(競技特性、必要な体力要素、好発傷害、選手やクライアントの要望等)
C.プログラムデザイン(プログラムの詳細説明、期分け、エクササイズ、目的等)
D.トレーニング効果について(データ等を用いた客観的な指標を含む)
E.考察(改善された項目について考察する)
F.課題、まとめ(今後の課題や本投稿のまとめを記載する)
G.参考文献
エクササイズ指導のケーススタディ(最大4000字)
日頃、指導しているエクササイズに関し、実際に選手やクライアントの特徴を掴んだうえで用いているテクニックやキューイングの内容について執筆する。なお、本文は下記の各節に分けて執筆する。
A.指導対象について(種目、カテゴリー、年齢、トレーニング状況等)
B.ニーズ分析(競技特性、必要な体力要素、好発傷害、選手やクライアントの要望等)
C.エクササイズ説明(エクササイズの実施方法、フォーム、回数、セット数等)
D.エクササイズ指導(キューイングや修正エクササイズ等、指導の実際を記載する)
E.考察(改善された項目について考察する)
F.課題、まとめ(今後の課題や本投稿のまとめを記載する)
G.参考文献
※個人情報・企業情報等が容易に推測できる内容の場合は、対象となるクライアントに対し、データ(測定値や画像等)の使用許可を必ず得るようにしてください。
※参考文献の書き方は、「基本の投稿」の「詳細を見る」から、投稿要領→≪原稿の構成≫→(E)参考文献をご参照ください。
≪応募方法≫
NSCAジャパン教育研究担当(educa@nsca-japan.or.jp)までWordファイルで作成のうえ、メールにてお送り下さい。
※氏名・会員番号を記載のこと≪応募資格≫
NSCA会員であること≪付与CEU≫
有資格者で掲載された方には1.5CEU(カテゴリーB)が付与されます。
※CEUは掲載号の発行月に付与されますので、付与されるタイミングは投稿日から数か月後になる場合があります。≪その他≫
- 投稿は無料です。
- 執筆料はお支払いたしません。
- NSCAジャパン指導者育成委員会にて掲載の可否を決定します。
※科学的知見がなく主観的な観点のみで執筆された原稿、また上述の文章構成を踏まえていない原稿に関しては掲載不可になる場合があります。- 投稿いただいた原稿は、校正、編集作業の上、掲載に至ります。
- 画像や表は1点につき200~300字として文字数に含めます。
- 掲載号は機関誌のスケジュールによります。