目的

協会機関誌『ストレングス&コンディショニングジャーナル』はストレングスコーチ、パーソナルトレーナー、フィットネスインストラクター、アスレティックトレーナー、理学療法士、体育教師、研究者などに対して、ストレングス&コンディショニングに関する現場と研究の2つの情報源からの知識を統合し、正確かつ利用できる情報を提供することを目的としています。また、研究成果の実践的応用や、専門職の実践経験による知見、成功例・失敗例などの報告を公募・掲載し、ストレングス&コンディショニングにかかわる多くの専門分野間の情報交換を促進することを目的としています。

インターネットなどの発達のおかげで、流通する情報量は飛躍的に増え、また簡単に欲しい情報を検索できるような時代になりましたが、発展途上のこの分野においては、会員の日常における多くの実践活動の中にこそ真の情報やノウハウがあります。NSCAジャパンは、会員がそのノウハウを互いに公開し、会員同士でシェアすることが、この分野をより発展させ、社会的な専門性を高めるために必要だと考えます。積極的な投稿をお願い申し上げます。

投稿のメリット

自分自身が持つノウハウの公開に否定的な方もいらっしゃるかもしれません。しかし、ご自身のノウハウや処方した結果を、数値や文章で記述し、総括しておくことは、長い目で見てストレングス&コンディショニング専門職としての職業能力向上に欠かせない技量です。また、投稿した内容は査読を受けることで、第三者からの客観的な意見・批評を受けることができます。意見・批評を通し、ノウハウがオーソライズ(権威化)されることで、職業能力を向上させるとともに、クライアン トに対する説明責任を果たすことができます。さらには、新規クライアントに対しては職業能力の証明資料として役立てることもできるでしょう。

また、NSCAジャパン会員からの採用投稿に対しては、希望者に対して、無償で別刷り(50部)が与えられるとともに、エンゼル賞選考の対象となります。さらに、NSCAの資格認定者に対しては、CEU(継続教育単位)1.5( カテゴリーB)が付与されます。

投稿原稿とは?

本誌では以下の3つに分類される原稿を募集します。

1事例報告

現場でのストレングス&コンディショニング活動やトレーニング処方における詳細な調査や結果を主体とした内容であり、ある特定の対象へのプログラム実施の記録等、ストレングス&コンディショニングの現場で実際に役立つ技術的、方法論的情報であること。未発表の客観的データに基づき、論理的、かつ分かりやすく記載すること。成功例のみならず、失敗例の紹介も大いに歓迎します。

2研究論文

未発表の客観的データに基づき、ストレングス&コンディショニングやトレーニング処方に関連する学術上および技術上の知見を含み、オリジナルな研究成果を記述した科学論文としての内容と体裁を整えているもの。本文の結びに「現場への応用」に関する考察を記載すること。

3資料

ストレングス&コンディショニングやトレーニング処方に関連する内容で、資料的価値が認められるもの。上記、事例報告や研究論文に相当する内容のすべてを含む必要はないが、未発表の客観的データに基づき、その資料を提供することの意義が明確に示さ れ、資料そのものの説明が十分になされていること。

投稿の流れ

  1. 投稿要領に従い、原稿を編集委員会へ送付
  2. 投稿された原稿は、投稿者の情報を隠した上で、編集委員会によって選ばれた2名の査読者によって審査されます。査読者は投稿された原稿の記述内容や客観性、ストレングス&コンディショニングに役立つ技術的、方法論的情報を提供する観点か ら審査します。審査結果は、受理、加筆・修正、不可の3つで、査読者のコメントとともに投稿者に伝えられます。
  3. 加筆・修正の場合、投稿者はそのコメントに従い原稿の加筆・修正をします。加筆・修正された原稿と、加筆・修正した内容を明示した文とともに再投稿します。
  4. 「3.」を繰り返し、査読者の了解が得られた後、全編集委員による最終審査の承認が得られた時点で、受理となり、協会機関誌『ストレングス&コンディショニングジャーナル』に掲載されます。

投稿にかかる費用

NSCAジャパン会員(賛助会員も含まれますが、詳細規定がありますので、お問い合わせください)は、無料です。NSCAジャパン会員以外の投稿は、投稿原稿のご送付後に、NSCAジャパン事務局より「投稿受付の連絡」を受けた後に、投稿料として 5,400円を、NSCAジャパンの郵便振替口座に、お振込みください。(なお、投稿料は掲載の可否にかかわらず一切返金されませんのでご了承ください。)

投稿要領

以下の形式に従って原稿を作成します。原稿作成例もご参照ください。

≪原稿の形式・量≫

  1. すべての原稿は必ずワードプロセッサーで作成するものとし、A4版縦、横書きとし、1ページは40字×40行にする。また、通しページ番号を入れること。
  2. 計量単位は原則として国際単位系(SI)を使用し、力はニュートン(N)、仕事はジュール(J)、パワーはワット(W)、質量はキログラム(kg)、トルクはニュートンメーター(N・m)、速度はメートル/秒(m/s)、角速度はラジアン/秒(rad/s)もしくは角度/秒(deg/s)とします。ただし、体積のL(例:血中乳酸濃度のmmol/L)、熱量のキロカロリー(kcal:栄養、消費エネルギーなど)、ACSMのメッツなど、慣用的に用いられているものは、この限りではありません。
  3. 原稿の分量は図表を含め10,000字程度(本誌1ページ2,000字程度で換算)とし、適切な数の参考文献を含むものとします。図表は1つあたり400字で換算します。

≪原稿の構成≫

投稿原稿は以下の様式に従い、(A)タイトル等、(B)抄録、(C)本文、(D)現場への応用(②研究論文の場合のみ)、(E)参考文献、(F)図表・写真で構成します。

・1ページ目:(A)タイトル等
①タイトル
②著者名
③原稿に載せたい所属先がある場合はその名称
④連絡先 氏名、住所、電話番号、E-mailアドレス
・2ページ目:(B)抄録
400字以内の抄録を記載する。
この抄録より編集委員会は原稿内容に適切な査読者を判断します。
・3ページ以降:
(C)本文

1事例報告の場合
特に書式は定めませんが、1、2などの番号をつけた節を設け、簡略な見出しをつけます。扱う題材がもつ意義などについての節から始め、対象、実施したプログラムおよび対象、経過を明確に記載することが必要です。

書式例)特定のトレーニング方法の事例報告の場合

  1. はじめに(報告の背景などについて記述)
  2. 対象(性別・年齢や、スポーツ選手にあっては競技名や競技水準など、一般人にあってはトレーニング経験の有無や日常生活の機能制限、慢性疾患の有無など、トレーニングプログラムの結果に及ぼしうる対象者の情報を記載します。*1
  3. 実施したトレーニングプログラムの内容と経過
  4. プログラム実践の成果と考察(測定した形態や体力、日常生活の機能変化、スポーツパフォーマンスなどへの影響について客観的かつ具体的に記述、成功例ばかりでなく失敗例の記述も可能です)
  5. おわりに(報告のまとめ、今後の展望などについて記述)

*1 必ずしもチーム名や個人名を記述する必要はありません。それらを記述する場合や記述内容から容易に特定のチーム、個人が判別される場合は、該当チームおよび個人の同意を得てください。(原稿一般規定を参照のこと)

2研究論文の場合
緒言、方法、結果、考察に分けられます。方法では、研究においてどのように緒言で示された仮説を検証しようとしたのかについての概略を説明する節から始めます。

3資料の場合
事例報告、研究論文に準じた内容となります。

(D)現場への応用(②研究論文の場合のみ)
研究で明らかになったことが、現場でどのように利用されるのか説明する箇所を必ず設けます。また、研究で明らかになったことに限定し、現場でより有効に使える情報にするためにはどうすればよいかを示してください。
(E)参考文献

①事例報告、②研究論文、③資料いずれにおいても、投稿者の論旨展開を読者が追跡できるように、原稿構成時に参考にした文献を明示する必要があります。

  • すべての参考文献は、第一著者の姓によりアルファベット順に通し番号をつけて文末にまとめて掲載してください。
  • 参考文献にあるすべての論文は本文中で使用されていることを原則とし、本文中での引用箇所は通し番号を括弧書きにして該当箇所に挿入し明記します。著者名が複数の文献の場合、筆頭者に“ら”をつけます。
    例:石井(1-3)やSaltinら(4)によると・・・。その効果は・・・であることが示されている(5,7,11)。
  • 参考文献は以下の体裁にて記載します。

『ジャーナル論文』

通し番号)著者名.題目.雑誌名.巻数:ページ.発行年.
(記載例)
1) Hurting, G. H., R.J. Blancq, D.A. Lally, and L.P. Krock. Estimation of aerobic capacity from submaximal cylcle ergometry in women. Med. Sci. Sports Exerc. 27: 452-457. 1995.
2)山田花子,山田太郎.ベンチプレスのグリップ幅がトレーニング効果に及ぼす影響.ストレングス&コンディショニング.3:171-175.2010.

『書籍』

通し番号)著者名.書名.発行場所:発行者.引用ページ.発行年.
(記載例)
3) Lohman, T.G. Advances in Body Composition Assessment. Champaign, IL: Human Kinetics.4-28. 1992.
4)山田太郎,山田花子.レジスタンスエクササイズ.東京:NSCA出版.50-60.2010.
外国文献の場合、著者名は1人目は姓→名の順、2人目以降は名→姓の順とします。

(F)図表・写真
図表・写真は、図1、図2、表1、表2、写真1、写真2と番号をつけ、本文中において、図表・写真を参照すべき場所を明示してください。
電子化されたものとします。

投稿方法/投稿先

原稿作成ソフト
原則として、WindowsのMicrosoft Word(doc)を推奨します。その他のワープロソフトを使う場合には、テキスト形式(txt)で保存したデータを使用してください。

図表、写真について
図表は、PowerPoint、またはExcel等で保存したデータを使用してください。
写真は、デジタルデータをTIFF(○○.tif)形式、またはJPEG(○○.jpg)形式で、保存してください。また、解像度は掲載希望サイズの実寸で300dpi(1インチ当たり300ドット)以上を、使用してください。

送付先
下記にメール添付にてお送りください。
educa@nsca-japan.or.jp

原稿一般規定

全ての投稿原稿は、以下の一般規定に従ったものでなければなりません。

  1. 人を対象とする事例報告や研究報告はヘルシンキ宣言*(1964年採択、1975年修正、1983年改訂、2008年修正)の精神に則ったものでなくてはなりません。
  2. 原稿に使用する文書や写真、図表などから、その対象者(個人名およびチーム名)を同定できる可能性がある場合には、その対象者(未成年にあっては、対象者およびその保護者)の同意が必要です。同意が得られている趣旨の一文を論文内に明示してください。

*ヘルシンキ宣言:日本医師会ホームページをご参照ください。