NSCAジャパン・日本健康運動指導士会 第7回合同学術大会

第7回合同学術大会テーマ

『これからの日本に我々運動指導者が出来ること~発育発達期における運動習慣の必要性と適切な時期・内容の運動プログラムが提供される事の重要性~』

日程 2020年2月29日(土) 9:50~16:55
会場 KFCホール(東京都墨田区横網一丁目6番1号)
主催 特定非営利活動法人NSCAジャパン、特定非営利活動法人日本健康運動指導士会
後援 厚生労働省(予定)、経済産業省(予定)、スポーツ庁(予定)、公益財団法人健康・体力づくり事業財団、健康日本21推進全国連絡協議会
内容・講師 下表参照
参加費 NSCAジャパン会員・日本健康運動指導士会会員 5,500円(税込)/非会員11,000円(税込)
定員 250名 (定員に達し次第締め切ります)
申込方法 開催中止になりました
キャンセル
ポリシー
1. 申し込み後、都合により今回の講習会に参加できなくなった方は、至急受講辞退の連絡を行なってください。 (事務局へE-mail ( seminar@nsca-japan.or.jp )または電話にて連絡をお願いします)。
2. 払込期日までにお支払いのない場合は、キャンセル扱いとなる場合がございます。
3. 受講を決定され、お支払いされた受講料につきましては、ご本人の都合(病欠も含む)により受講ができない場合、返金できませんのでご了承ください(ただし、天災等によってやむを得ない事情によるものと認められる場合を除きます)。
CEU 0.5(カテゴリーA)
他団体単位 健康運動指導士・健康運動実践指導者:講義5.1単位(認定番号:1961136)
その他 第7回合同学術大会では、企業協賛を募集しております。
 ・協賛募集要項はコチラ(PDF)
 ・申込書のダウンロードはコチラ(Word)
お問い合わせ先: 電話:04-7197-2064  E-mail:public@nsca-japan.or.jp
広報担当 柴田までお問い合わせください。

内容

9:50~10:00 開会挨拶
篠田 邦彦 大会会長(NSCAジャパン理事長, 新潟大学名誉教授)
10:00~10:20 「スポーツ庁のこれからの取り組みについて」
スポーツ庁 健康スポーツ課長 安達 栄(予定)
10:20~11:05

【講演1】

「成長期を通した中長期の体力発達モデルと人生100年の体力設計図」
星川 佳広(Ph.D., CSCS, 日本女子体育大学教授)

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身長1cm増加に対し約1㎏が獲得され、この時期にスポーツ参加した場合さらに年間約1㎏が加算される。つまり思春期6年間のスポーツ参加は加齢開始時の除脂肪量を約6㎏高めうる。私たち日本人は人口減少・少子高齢社会を次世代の負担なく持続可能にする答えを模索中だが、体力の獲得と維持は重要な答えの一つである。筋は適応性高くトレーニングや生活習慣によって変えられる。筋発育をいつどの程度進め、減退をどう防ぐか-これは現代人がもつべき技量であり、それを支えるS&C専門職、健康運動指導士の役割は大きい。

11:15~12:15

【講演2】

「幼児期~学童期における運動指導と健康教育」
丸山 由紀(Ph.D., CSCS, 健康運動指導士)

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幼児や小学生を対象とした運動指導では、個々の成長段階に応じた“楽しさ・安全性・効果性”を確保しながら全面性の原則に適うプログラムであることが重要となる。また近年、国内外で小児肥満など子どもの健康問題への関心が高まりを見せているが、幼児期の肥満は成人肥満にトラッキングしやすく、より早期から運動・栄養・休養についての望ましい生活習慣の形成を促す必要がある。今回は幼児期~学童期の健常な子どもと健康に問題を持つ子ども、それらをとりまく大人(保護者や保育者等)を対象とした運動指導について実例を挙げて説明する。

12:15~13:15 休 憩
13:15~14:15

【講演3】

「生徒の体力、競技力向上の視点から見た、部活動の担う役割と抱える問題点、今後の指導の方向性について」
金崎 泰英(Ph.D., CSCS, 大手前高松中学・高等学校教諭, NSCAジャパン地域ディレクター委員会委員長)

学校教育活動の一環として行われている運動部活動(以下、部活動)は、体力や運動能力の向上、健康の保持増進など、生徒の心身の健全な発達のみならず、日本の競技スポーツの基盤を支えながらその発展にも寄与してきた。しかしながら近年、そうした重要な役割を担ってきた部活動においては活動時間の短縮や効率化などが求められ、結果的にこれまでよりも指導における専門性が問われる状況にある。今回は、生徒の身体面を支える専門家として、今後どのような方向性で部活動の現場に関わるべきか、実例をあげながらその一つの方向性について紹介していく。

14:25~15:25

【講演4】

「子どものスポーツ外傷・障害 今子どもに何が起こっているか」
柏口 新二(Ph.D.,国立病院機構徳島病院整形外科医師)

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現在の学童期の子どもは運動過多と過少の二極化状態にあり、運動過多による障害、過少による身体機能低下が問題となっている。成長期の子どもは四肢体幹の骨に骨端線があり外傷や障害を起こし易い。この時期に起こる骨軟骨障害の特徴、発生メカニズム、治療について事例を交えて報告する。また身体機能の低下について、その現状を紹介する。サッカーや野球などのスポーツ少年団活動をしているにもかかわらず、「しゃがめない」、「倒立ができない」などの体力の低下がみられる。運動会での組み体操が問題視されているが、組み体操が悪いのでは無く、組み体操ができない「子どもの体力低下」を問題視し、学童期の学校体育を根本的に見直す必要があるのではないか。

15:45~16:45

【パネルディスカッション】

「発育発達期の運動指導~我々運動指導者が出来ること・すべきこと~」
コーディネーター:星川 佳広
パネリスト:柏口 新二、丸山 由紀、金崎 泰英
16:45~16:55 大会宣言
篠田 邦彦 大会会長(NSCAジャパン理事長, 新潟大学名誉教授)