北関東・東北地域S&Cシンポジウム
地域在住の運動指導に関わる人たちに、最新の情報を提供するとともに、参加者同士の情報交換や交流の場となることを目的として実施します。今回の講座のテーマは、「一般の方への運動指導」と「アスリートへの運動指導」の二本立てで設定されています。また、講師陣は、北関東・東北地域にゆかりのある方々を中心に招聘しており、講師との親交も深められる機会になればと考えております。運動指導の講義および実技の学びの場、参加者相互のコミュニケーションや情報交換が芽生える機会として開催しますので、どうぞ奮ってご参加ください。
日程
2018年10月13日(土)、14日(日)
10月13日(土): | 12:10~18:10 |
18:30~ 懇親会開催 | |
10月14日(日): | 10:30~17:00 |
会場
作新学院大学(栃木県宇都宮市竹下町908)
講演者
講座内容 | 下表参照 | ||||||||||||||||
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参加料金 |
懇親会参加費別途3,240円(定員100名) |
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定員 | 各日100名、実技講座は各25名(定員に達し次第締め切ります) | ||||||||||||||||
申込方法 |
※有料参加の方は一般公開無料講座にもご参加いただけます。 |
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キャンセル ポリシー |
10月5日(金)17:30までにキャンセルされた場合、手数料540円を差し引いて返金いたします。この日時以降は、キャンセルチャージとして参加費100%を申し受けます。 キャンセルはマイページ内、申込状況欄ににある「キャンセル」ボタンから、または電話にてお願いいたします(懇親会参加費用も同様です)。 |
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CEU | 両日参加:0.95(カテゴリーA) 10月13日(土)のみ参加:0.45(カテゴリーA) 10月14日(日)のみ参加:0.5(カテゴリーA) |
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他団体資格の 単位付与 |
講座内容の表内にアイコンにて表示しています。 | ||||||||||||||||
協賛 | 株式会社ユーフォリア、メモリーテック・ホールディングス株式会社、Wattbike Japan、協和発酵バイオ株式会社 (2018年9月6日現在) | ||||||||||||||||
後援 | 健康日本21推進全国連絡協議会、特定非営利活動法人日本健康運動指導士会、公益社団法人日本フィットネス協会 |
講座内容
10月13日(土):1日目
各講座の概要はこちらをご参照ください。
12:10~12:25 | 開会挨拶 | ||||
開会挨拶 |
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12:30~14:00 | 講演A1-1 | ||||
一般運動指導~運動指導のリテラシー~
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14:00~14:45 | |||||
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14:45~16:15 | 講演B1-2 | 実技C1-2 【定員25名】 | |||
生活習慣病を予防改善するための身体活動~運動指導者だからこそできる指導法~
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一般クライアントの方向けのパーソナル指導テクニック~個々の目標達成に向けて~」 |
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講演A1-3 16:30~18:10 講演&実技B1-3 16:30~18:00 |
講演A1-3 | 講演&実技B1-3 【定員25名】 | |||
美のプロフェッショナルたちに学ぶカラダづくり 一般公開無料講座 |
「柔軟性」とは何か?
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18:30~20:00 | 懇親会 (参加費別途3,240円) 【定員100名】
立食パーティー形式で、参加者の交流を目的としています。講師も複数名、参加予定です。名刺交換や情報交換など、新たなネットワークを築く良い機会です。 |
10月14日(日):2日目
各講座の概要はこちらをご参照ください。
10:30~12:00 | 講演A2-1 | 講演B2-1 | ||
コーチングスタイルとトレーニング |
科学的測定評価および科学トレーニングのスポーツ現場への普及~ビッグツリースポーツクラブでの取り組み~ |
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12:00~13:00 | ||||
休憩 |
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13:00~14:30 | 講演B2-2 | 実技D2-2 【定員25名】 | ||
子どもの体力・運動能力に関する諸課題と向上に向けた試み |
ウォーミングアップにおける動的ストレッチングの取り入れ方 |
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15:00~17:00 | 講演A2-3 | |||
サッカー育成年代におけるフィジカル強化の重要性 一般公開無料講座 |
【他団体資格の単位付与】
:(公財)健康・体力づくり事業財団 健康運動指導士・健康運動実践指導者
(※日本スポーツ協会公認スポーツ指導者が「義務研修会」として利用することも認められています。)
詳しくは、こちらをご覧ください。
:(公社)日本フィットネス協会(JAFA) JAFA/GFI
:(公財)体力つくり指導協会 高齢者体力つくり支援士
講座概要
10月13日(土):1日目
【講演A1-1】(10/13 12:30~14:00)
「一般運動指導~運動指導のリテラシー~」
篠田邦彦(Ph.D.,CSCS,*D,NSCAジャパン理事長,新潟大学名誉教授)
運動を指導するということは、他者の人生に介入してライフスタイルを変えるよう働きかけることを意味します。そこで、それまでとは異なるライフスタイルを対象者の方に受け入れてもらえるように導くことが最も重要な課題となります。それには、提案内容が確かな根拠に基づくものであることを説明し、安全・安心の元でエクササイズを提供する責任があります。このようなポリシーに基づく運動指導の一般的な原則を再確認します。
【講演B1-2】(10/13 14:45~16:15)
生活習慣病を予防改善するための身体活動~運動指導者だからこそできる指導法~
黒田恵美子(健康運動指導士,日本健康運動指導士会常務理事)
生活習慣病の予防改善のためには、運動実践だけでなく日常的な身体活動量を増やすことが必要です。しかし、身体活動を増やすことはあえて不便な生活をすることになるため、習慣化が難しいものです。他の医療従事者と違って私たち運動指導者にできることは、理論と実践を用いて体で感じさせ、体感から糸口を見つけてモチベーションをつなげていくことです。0よりは1、生活の中に身体活動量を増やせるヒントをお伝えします。
【実技C1-2】(10/13 14:45~16:15)
一般クライアントの方向けのパーソナル指導テクニック~個々の目標達成に向けて~」
渡部真吉(NSCA-CPT, 株式会社e-MOTIONs, 代表取締役)
以前はアスリートやエグゼクティブを中心に行われていたパーソナルトレーニングですが、近年はボディメイクや不良姿勢の改善といった様な身体機能改善を目的としてのパーソナルトレーニングの需要が増加し、更に拡大傾向を見せています。今回は主に一般のクライアントの方に対し、目的の達成に向けてどの様に何を評価し、トレーニングや各種ボディワークを落とし込んでいくのかを、現場に落とし込みやすい様、実技を中心に学びます。
【講演A1-3】(10/13 16:30~18:10)
「美のプロフェッショナルたちに学ぶカラダづくり」
美のプロフェッショナルと、カラダづくりをサポートするパーソナルトレーナーから、一般にも共通する大切なこととは何かを学びます。
「ミス・ユニバース・ジャパン大会秋田代表そして日本大会までの道のり」
今野知佳(管理栄養士, 食品衛生監視員、食品衛生管理者,2017Miss Universe Japan 秋田大会グランプリ,2017Miss Universe Japan 日本大会第5位,PUMA Japan アンバサダー(2015‐2017))「子役舞台女優からパーソナルトレーナーになるまで」
梁島瑠美(NSCA-CPT,女性専用パーソナルジム「FitForHer」代表トレーナー, 元 子役舞台女優)「美のプロフェッショナルをサポートする立場から」
渡部真吉(NSCA-CPT,Miss Universe Japan 秋田大会公式トレーニング講師)
【講義&実技B1-3】(10/13 16:30~18:10)
「「柔軟性」とは何か?」
芋生祥之(CSCS,専門理学療法士(運動器), 日本スポーツ協会AT, 筑波大学附属病院水戸地域医療センター・水戸協同病院, 北関東AAD)
身体の「柔軟性」は、クライアントが求めるニーズや状況によって多種多様な意味合いがあります。講義では、「柔軟性」に関する多様な概念とその「柔軟性」が及ぼす影響に関して、どのような科学的根拠があるのか再度検証し直し、クライアントを正しい方向へ導けるように我々の知識を再構築します。さらに、我々がクライアントの「柔軟性」をどのように評価・分類し、どのようなアプローチで改善することができるか、近年のスポーツ医科学分野の手法も含めて紹介します。
10月14日(日):2日目
【講演A2-1】(10/14 10:30~12:00)
「コーチングスタイルとトレーニング」
谷川聡(Ph.D.,筑波大学人間総合科学研究科准教授, 陸上 110mハードル 元日本代表(夏季オリンピック出場2回))
かつてコーチングとトレーニングはコーチの人格や性格に根ざした固定したスタイルでおこなわれていました。現在は「アスリートファースト」すなわち、コーチングの主体は選手やチームである、というのが基本的な考え方です。この考えにもとづき、選手の技術やメンタリティーの発達段階に応じてコーチングスタイルを次第に変化させていくことが必要とされています。選手は必要な知識を獲得し、それを活用して問題を解決する能力である知恵を得ていくことになります。知恵の獲得には省察を伴った経験の蓄積が重要であり、それと同時に問題解決型思考の技能が習得されます。
【講演B2-1】(10/14 10:30~12:00)
「科学的測定評価および科学トレーニングのスポーツ現場への普及~ビッグツリースポーツクラブでの取り組み~」
西本唯(ATC,CSCS,株式会社ビッグツリー科学トレーニングセンター「ヒーローズラボ」)
2018年4月にビッグツリースポーツクラブ内に設立された、経産省認定事業「ヒーローズラボ」とは、科学測定・評価を実施し、個別指導(トレーニング)による競技力向上を目的としたアスリート向け施設です。今回は、ヒーローズラボの科学測定・評価をトレーニングに生かす手法を紹介させていただきます。また、スポーツクラブが地域スポーツに貢献できるロールモデルとしての今後の働きについてお話しさせていただきます。
【講演A1-3】(10/14 13:00~13:45/13:45~14:30)
「子どもの体力・運動能力に関する諸課題と向上に向けた試み」 / 「現場で使える簡単なメンタルトレーニング」
小林育斗(Ph.D.,作新学院大学経営学部スポーツマネジメント学科准教授)
子どもの体力・運動能力に関する課題について、文部科学省は“積極的に運動する子と運動しない子に二極化していること”“新体力テストの種目によっては結果が停滞していること”を指摘しています。さらに最近では、走・跳・投などの動き方がぎこちない子も多く見受けられます。本講演では、子どもの体力・運動技能の現状について検討していくとともに、基礎的な体力と運動能力の向上に向けた試みについてご紹介致します。笠原彰(M.S.,作新学院大学経営学部スポーツマネジメント学科教授)
アスリートは、指導者やトレーナーよりもメンタルトレーニングコーチ(MTC)に接する機会がはるかに少ないようです。アスリートは心理面の悩みを抱えながらもわざわざMTCを訪ねることは少なく、MTCがどこにいるかも知りません。そこでアスリートに多い悩みやリクエスト、心理的サポートに有効な動画をご覧いただきながら、アスリートと接する機会が多い指導者やトレーナーが実践できる簡単なメンタルトレーニングを紹介していきます。
【実技B2-1】(10/14 13:00~14:30)
「ウォーミングアップにおける動的ストレッチングの取り入れ方」
高橋泰幸(CSCS,*D, NSCA-CPT,*D,認定検定員,日本スポーツ協会AT,東北AAD,ペップアシスト)
スポーツ活動におけるウォーミングアップは、コーチやトレーナーが選手にできる最後の準備だと思います。パフォーマンスにも直結するウォーミングアップですが、近年は様々な研究から、その内容が変化してきました。一般のスポーツ愛好者の方々にも「動的ストレッチ」という言葉は広まってきましたが、その本質に関しての理解はまだ浅い気がします。本講義の中では、基本的な動的ストレッチを実施するとともに、現場に戻って応用できる考え方を共有していきます。
【講演A2-3】(10/14 15:00~17:00)
「サッカー育成年代におけるフィジカル強化の重要性」
前半はルカ・モネーゼ氏が、育成年代からのフィジカル強化がいかに重要かを国内で展開しているACミランサッカスクール事業の事例を含めて紹介します。後半は、Jリーグチームを歴任した青柳氏も含め、日本でのフィジカル強化の現状と展望についてパネルディスカッション形式で討論します。
ルカ・モネーゼ(欧州サッカー連盟(UEFA)公認Bフィジカルトレーナー,ACミランサッカースクールテクニカルディレクター) 小林育斗(Ph.D.,作新学院大学経営学部スポーツマネジメント学科准教授) 青柳雅人(CSCS,NSCA-CPT,桐光学園フィジカルコーチ, 鹿児島実業フィジカルコーチ, 元東京ヴェルディ フィジカルコーチ(2017), 元徳島ヴォルティス アカデミーフィジカルコーチ(2012-2016), 元横浜F・マリノス ユースフィジカルコーチ(2006-2011)
お問い合わせ先は、下記メールアドレスになります。
E-mail:seminar@nsca-japan.or.jp