河野 儀久 かわの よしひさ

保有資格CSCS, NSCA-CPT, 認定検定員 写真
所属こころ医療福祉専門学校
役職NSCAジャパン九州アシスタント地域ディレクター




「長崎西高等学校男子バスケットボール部」をサポートするようになったきっかけを教えてください

 私が現在勤務しているこころ医療福祉専門学校は、毎年、長崎県の高校総体において、学生・教員ともにトレーナー活動を行なっています。そこで毎年高校総体前に、長崎県高等学校体育連盟事務局にご挨拶に行くのですが、そこで初めて長崎西高校男子バスケットボール部監督の埴生(はぶ)先生にお会いしました。打ち合わせの中で、私がすでに指導していた他校ラグビー部の話題となり、「そんな人が近くにいるのならぜひ」ということでご依頼いただいたのがきっかけです。

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選手・チームへのサポート内容はなんでしょうか?

 ピリオダイゼーション(年間トレーニング計画)とレジスタンストレーニングのプログラム提供および指導が主となります。当然、測定・評価も含みます。必要に応じてストレッチング、ステップワークドリル、プライオメトリックトレーニング等も行ないます。基本的に週に1回、当校トレーニングルームにて指導を行なっています。
 レジスタンストレーニングの内容は、クイックリフト、大筋群および小筋群のベーシックストレングスを中心として、プレハビリテーションもプログラムに含まれます。
 測定・評価は、立幅跳び、立三段跳び、スナッチ(1RM)、スクワット(3RM)、ベンチプレス(3RM)、そして最近はマイオテストを用いてCMJ(カウンタームーブメントジャンプ)やRDJ(リバウンド・ドロップ・ジャンプ)、RDJインデックス等も測定し、評価に役立てています。

NSCAの資格認定やその知識が現場にどのようにプラスとなっていますか?

 ピリオダイゼーションやプログラム作成の際になくてはならないのがNSCAのテキストです。また、NSCAジャパンが主催するセミナー等に参加すると、即指導に役立つ内容が取得できるので、指導するのが楽しみになります。それがないとマンネリ化するでしょうね。

現在の選手・チームの様子はどうでしょうか?

 昨年は、インターハイ、ウィンターカップ共に長崎県代表として出場することができました。現在は3年生が完全に抜けて新チームとなり、自分たちで何とかしなければ、という雰囲気になっているような気がします。県新人戦も何とか優勝することができて、トレーニングに取り組む際の目つきも変わってきているので、とても楽しみです。

選手・チームのアピール(展望)をお願いします

 2014年は長崎がんばらんば国体が開催されます。自チームだけでなく、国体でも活躍できるような選手になれるよう選手たちは日々努力しています。また、次期入学予定者に対するサポートも早めにスタートさせて、入学前の基礎体力アップを試みています。


インタビュー:2013年2月28日