「第50回定例理事会速報」

去る2月14日に第50回定例理事会が開催され、2016年度事業計画と予算審議が行われましたが、本理事会審議の中で特筆すべき事業計画のひとつとして、千葉県流山市にNSCAジャパンの施設を建設する計画案が決議されました。
本議案は、約2年以上にわたり理事会で検討されてきた案件で、施設開設の会員へのメリットは何か、採算面で会の運営に支障をきたすことはないか、NSCAジャパンとして施設を保持することの意義を最大化するためには何か必要かなどを中心に、慎重に審議を重ねてまいりました。
今回、理事会において決議に至った大きなポイントは、2019年のラグビーワールドカップ、2020年の東京オリンピック・パラリンピック、政府の施策としての健康寿命の延伸や子供の体力向上など、国民のスポーツや健康への関心の高まりのある絶好のタイミングであること、流山市がNSCAジャパンの施設開設を支援するとともに、今後NSCAジャパンとの連携事業についても積極的にご提案いただいていること、これまで数多くの物件を検証してきた中で、賃料、広さ、アクセス等のバランスに妥当性を見いだせたことなどがあります。建設予定地は、流山セントラルパーク駅(つくばエクスプレス)の目の前にあり、都心から30分程度のアクセスの良さ、更地に建築するため一から自由設計ができます。
本施設では、会員自身の利用、各種の研修やセミナーの開催、インターンをはじめとした育成事業、公共機関との連携モデル事業の推進、NSCA本部とも連携したオリンピック・パラリンピックアスリートの利用、様々な利用から得られるデータの蓄積と研究機関と連携したストレングス&コンディショニングのスタンダード作りなど、今後さまざまの事業の可能性について、理事、委員、事務局員等をメンバーとするプロジェクトチームを結成し、検討を重ねてまいる計画です。
最後に、本理事会における決議事項は、6月19日に京都で開催される第16回総会で最終決議となりますが、これに先立ってまずは本件の理事会における審議結果につきましてご報告申し上げる次第です。

特定非営利活動法人NSCAジャパン
理事長 森谷敏夫
事務局長 阿部良仁