リーフレット活用レポート（スクワット編）

原田　祐光 NSCA-CPT

　私は、東京・上野駅にあるINFINITY 24H FITNESSGYMにて、施設運営およびパーソナルトレーナーとして活動をしています。当ジムでクライアントの方へパーソナルトレーニング指導を行なう際に、NSCAジャパンエクササイズリーフレットを活用しています。今回はエクササイズリーフレットのスクワット編を活用し、ボディビル選手を指導しましたのでご報告させていただきます。
　今回指導した選手は2018年8月18日に行なわれたNPCJのDIAMOND CUPという大会のボディビル部門5位の成績を収めました。当初はスクワット動作においてしゃがむ際、骨盤の前傾を保持することが難しく姿勢が崩れることが多かったので、スクワットリーフレットを参考に、しゃがんだ際の骨盤の前傾姿勢の保持を重視して指導しました。

　またボディビルでは、試合が近づくにつれ、体脂肪を大幅に減らす減量やトレーニングメニューを実施しますので、重量を求めるトレーニングではなく、正確なフォームで狙った筋肉に刺激を入れるトレーニングのほうが、ボディビルのポーズをとった際の筋肉の見せ方が変わってくるので、そこを重要視し、指導しました。
　自分の体に適さない重量でトレーニングを行なうと傷害につながるケースもあるので、その方に合った適正な重量で行なうことが重要になります。適切なフォームや目的に適した反復回数で行なえば、筋力アップや使用するトレーニング重量が増え、スポーツパフォーマンスの向上はもちろん、そのほか骨、靭帯、腱などの結合組織を強化できるので、選手にとって基本種目といえます。
　これからもエクササイズリーフレットを活用し、INFINITY 24HFITNESSGYMに来店されるお客様の目的に合ったトレーニング指導を行ない、微力ながらお客様の健康増進に貢献できればと考えています。

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2018年10月号71ページ掲載