リーフレット活用レポート(スクワット編)

甲信越地域ディレクター 篠田 邦彦 CSCS*D

活用風景1

 新潟大学で教鞭を執り、社会体育・スポーツ系の指導者養成をしながら、新潟県の健康づくり推進懇談会の委員、新潟県の子どもの 体力向上支援委員会委員、新潟市健康づくり推進委員なども兼務しつつ、NSCAジャパンの甲信越ADのお仕事もさせていただいています。また、新潟市、阿賀野市、長岡市、上越市でも、健康づくりや子どもの体力向上の仕事のお手伝いをしています。これらの事業に関連した講演や実技指導の際に、リーフレットを活用させていただいています。今回はその中で最近の活用事例を報告します。
 2013年3月11日(月)新潟県新潟市で開催された運動普及推進委員さん61名の研修会で配布し、実技も含めた研修をしました。平均年齢が64.1±8.85歳の市民ボランティアの方々で、61の内訳は男性10、女性51でした。普段から、新潟市健康福祉課主催の健康づくり関係事業に、自らが健康づくりを実践する市民リーダーであり、講習・講演の補助員として活躍しておられる方々です。最近はウオーキングを中心とした健康づくり講習会のお手伝いをしていただいています。今回は「ロコモーティブ・シンドローム」の予防についても講義でお話しし、アライメントチェックと、体幹と脚部(特に背部筋群)の筋力維持向上を図る必要性を解説しながら、体幹の筋力トレーニングとスクワットの実技を行ないました。中高齢者の運動指導でスクワットを取り入れると、とても好評で、男性も女性も一生懸命取り組んでくださいます。リーフレットをお配りすると、「こんな立派なものをいただけるんですか」と、とても喜んでくださいます。そして、ご自分の実技能力を確認するためにも、とてもいい資料だと高い評価を得ております。これからも、アスリートだけでなく、中高齢者など、幅広い対象者にリーフレットを利用して正しいエクササイズの普及に努めたいと考えています。


2013年6月号61ページ掲載