NSCAジャパン 理事長就任の挨拶

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 このたび、新理事長に選任されました篠田邦彦です。新潟大学で教鞭をとる中で、中高齢者の健康づくり・介護予防・転倒予防と、子どもの体力向上支援のための運動疫学的な研究を行いながら、それぞれの現場で指導者養成・指導者教育を中心とした活動をしています。これらの事業に携わっていると、健康や体力、スポーツに関する市民の関心も二極化している一方で、あふれる情報に人々が振り回されているように感じます。そうした中で聞こえてくる意見の中に多く見られるのが、正しい知識と技術を手ほどきしてくれる指導者を求めるというものです。

 NSCAのミッションはまさに、この要求に対して我々が応えていく、ということです。本協会発足から四半世紀を超えて、いまや会員数は6,000人を超えようとしています。協会への関心と認知度は次第に上がっているのですが、一般市民、競技団体や教育関係機関などでのS&Cという考え方、それを実践する本協会の認知・理解はまだまだ高いとは言えない状況です。

 目の前に控えたピョンチャン冬季オリンピック・パラリンピック、2020年の東京オリンピック・パラリンピックに本協会がどのように参画していけるかを模索しつつ、そのことを契機にS&Cの意義、すなわち、アスリートの競技力向上のみならず、国民の健康維持増進に役立つ知識と技術の普及啓発、実践の推進をより高めることが当面の課題と心得、この大役に臨む所存です。この責務を果たすうえでの信条は「クライアント・ファースト、会員ファースト」です。それぞれの問題に答える「ニーズマッチド」の運営を心掛けていきたいと思います。会員各位からの忌憚のないご意見いただき、それを活かして本協会の発展を図りたいと考えますので、ご協力をよろしくお願い申し上げます。

2017年6月
サイン