NSCA-CPT学習方法

タイプB
実践内容を重点的に【6ヶ月】

NSCAパーソナルトレーナーのための基礎知識(以下、エッセンシャル)では、1~8章が基礎内容、9章以降が実践や応用の内容となっています。
まずは、基礎内容の1~8章を一読して、試験に必要な基礎内容の知識が網羅できているか確認しましょう。

トレーニングの経験自体がない方は、まずは自分でトレーニングを実践してみてください。トレーニングを通して得られる経験が、エッセンシャルの理解を深めてくれるでしょう。

分野ごとに、対応する基礎内容と合わせて学習する方法が、基礎内容と実践との内容のつながりが理解しやすく、知識の習得もスムーズです。

パーソナルトレーナーが、クライアントとのトレーニング活動を開始する前に行うものです。
クライアントと面談し、現在の健康評価と体力評価を行う際に必要となる知識が問われます。また、それらの知識の一つのベースとして、栄養学の理解も必要となります。

【エッセンシャル】
◎面談と評価:9~11章
○栄養学:7章

【教材】
★動画『面談と評価①』60分
★動画『面談と評価②』60分
☆運動処方の指針 運動負荷試験と運動プログラム(原書第8版)

「面談や評価は何のために実施するのか」を考えることで理解が深まるでしょう。
この分野は、②や③の分野の学習をある程度すすめた後に取り組むと理解しやすいでしょう。

ストレッチ、自重トレーニング、スタビリティ・エクササイズ、レジスタンストレーニング、有酸素性トレーニングなど、さまざまなエクササイズについての適切なテクニックや、それらのエラーテクニックに対する修正エクササイズを理解しているか?などの知識が問われます。
エクササイズテクニックは、バイオメカニクスとの関連性が強く、特にエクササイズのエラーテクニックを理解する際には、「なぜそのテクニックが不適切なのか?」という点を理解する前に、身体にかかる物理的な負荷とそのメカニズムも理解しておく必要があります。

【エッセンシャル】
◎エクササイズテクニック:12~14章
○バイオメカニクス:4章

【教材】
★動画『エクササイズテクニック』90分
★基礎講座『バイオメカニクス』70分
☆エクササイズテクニックマニュアル第3版
☆NSCAジャパン ストレングス&コンディショニング エクササイズ・バイブル
☆イラストでみるSAQトレーニング ドリル180
☆プライオメトリック・トレーニング

トレーニングをしている方にとって取り組みやすい分野です。
実践してみて、バイオメカニクスなどの基礎内容の箇所と照らし合わせることで、相互に理解を深めることができるでしょう。

クライアントのニーズに合ったトレーニングプログラムを計画するために必要な知識が問われます。
レジスタンストレーニングや有酸素性持久力トレーニング、プライオメトリックトレーニングやスピードトレーニングなどが含まれます。特に健康に問題のないクライアントのみならず、糖尿病や高血圧を抱えるクライアント、高齢者、アスリート、妊婦、整形外科的疾患を抱えるクライアントなど、幅広い対象者に対して適切なプログラムプランニングを組むための知識を理解しているかが問われます。
解剖生理学やトレーニングに対する適応など、基礎知識を正しく理解することが、プログラムプランニングを理解するための近道です。

【エッセンシャル】
◎プログラムデザイン:15~17章
◎特定のクライアント向けに:18~23章
○解剖生理学:1~2章
○トレーニングに対する適応:3、5~6章
○心理学:8章

【教材】
★動画『プログラムデザイン』120分
★動画『特別なクライアントへのプログラムデザイン』120分
★基礎講座『解剖生理学、トレーニングに対する適応』70分
☆運動処方の指針 運動負荷試験と運動プログラム(原書第8版)

トレーニングをしている方にとっては取り組みやすい分野ですが、②をひととおり学習してからの方が理解しやすいでしょう。
興味のある箇所から順番に、対応する基礎内容の再確認をおこないながら学習する方法が良いでしょう。

パーソナルトレーナーとして活動するために、安全な施設条件や機器の管理について理解しておくことは必須です。また、いざというときに対応できるよう法的諸問題についても理解する必要があります。
パーソナルトレーナーとして安心して安全に活動できるよう、しっかり学習しましょう。

【エッセンシャル】
◎安全性と法的問題:24~25章

【教材】
(特になし)

トレーニング施設での仕事に関わらないと実践が難しい分野です。受験用の学習としては、知識として理解することになりますので、ある程度学習がすすんだ後に取り組むのが良いでしょう。

●受験用問題集

取り組み~復習(2~4週間)

ひととおり学習を終えたら、問題集を各分野、3分の1~半分程度解いてみましょう。
解答に迷った問題には印をつけておき、答え合わせの後、正解不正解に関わらず、参考文献シートを参照してエッセンシャルで復習しましょう。
あやふやな知識を確かな知識にすることが重要です。

また、得意分野、不得意分野が分かれるようであれば、不得意分野を中心に再度エッセンシャルを読み込んで、全体的な理解度の底上げをはかっていきましょう。

※記載している期間(月、週など)は1日1時間程度の学習時間を想定したものですが、必要な学習時間は、個人のおかれた環境や状況・能力によって異なります。

※このページの情報には特定の方向けの内容も含まれており、すべての方にとって有効な情報であるとは限りません。情報の利用ついての最終的な判断はご自身にてなさるようお願いいたします。