特定非営利活動法人NSCAジャパン会員各位

 NSCAジャパン会員の皆様におかれましては、日頃よりS&Cの普及・発展にご尽力いただき、心より感謝申し上げます。今般、新型コロナウィルス感染症(COVID-19)がわが国を含む世界的流行となり、我々健康・スポーツの普及啓発・向上を図る職業に携わる専門職にも社会全体と協力を図り、適切に対応することが求められています。

 この夏に開催を控えている東京オリンピック、パラリンピックをはじめ、様々なスポーツイベントに向けて選手とともに準備を進めている方、あるいは日常的に様々な対象者の健康づくりや体力維持向上を支援しておられる専門職の方も少なくないと思います。しかし、国内の新型コロナウィルス感染が広がりを見せ、多くのスポーツイベントの中止や延期、スポーツ施設の休止等の措置が施されることとなり、健康・スポーツの専門職にとって厳しい対応を迫られています。このような状況は、子どもから高齢者に至るまで、スポーツする楽しみを享受することや健康の維持増進を図る活動を困難にしています。

 今は隠忍自重のとき、このようなときこそ我々S&C 専門職に求められていることは何かを見据え、NSCA ジャパンとして社会に対し、また、スポーツ界に対してどのようなことができ、どのような役割が果たせるかを考え、できることを的確に、実践に移すことが求められます。先人の言葉に「知の難きに非ず、知に処するはすなわち難し」というものがあります。「知ることは難しくない。知った後でどう対処するかが難しい」という意味です。すなわち、正確な情報を得て適切な判断のもとで行動を選択することが重要です。この国家の危機的状況に対し、冷静に立ち向かい、皆の知恵を出し合って、S&C の専門職として、引き続き人々の健康づくりとスポーツ権の支援にあたっていただきますようご協力のほど宜しくお願いいたします。

2020年3月13日
篠田邦彦